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軽井沢のバス事故4年 犠牲の田原寛さん両親が墓参り

次男の寛さんの墓前で手を合わせる田原義則さん=11日、京都府舞鶴市次男の寛さんの墓前で手を合わせる田原義則さん=11日、京都府舞鶴市
 北佐久郡軽井沢町で大学生ら15人が死亡した2016年1月15日のスキーツアーバス転落事故から4年となるのを前に、次男の寛さん=当時(19)=を亡くした田原義則さん(54)、由起子さん(53)夫妻=大阪府吹田市=が11日、京都府舞鶴市内にある寛さんの墓を参った。犠牲者の遺族でつくる「1・15サクラソウの会」の代表としての活動を報告。バスを運行していた「イーエスピー」(東京都羽村市)の幹部らの刑事処分を改めて強く求めた。

 青空の下、首都大学東京の2年生だった寛さんの写真、好物だったイチゴを供えて線香を上げ、手を合わせて深く頭を下げた。4年たっても「悔しさや悲しみは変わらない」と義則さん。「あんな事故を再び起こさせない」との思いを一層強くしているという。

 友人4人とツアーに参加し、事故に遭った寛さん。人の役に立ちたい―と社会福祉士を目指していた。「寛が背中を押してきてくれた」。会の代表として再発防止に奔走してきた義則さんには、寛さんがいつもそばで見守ってくれているように思えるという。

 イーエスピーの社長や、事故当時の運行管理者らの刑事責任については、長野地検の捜査が続く。本当の事故原因は法廷で審理されて初めて明らかになると考えており、「再発防止につながる」とも強調。「4年が過ぎようとしているのに分からないままなのは、親としてつらい」と幹部らの早期起訴を求めた。

(1月12日)

長野県のニュース(1月12日)