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エコな未来 20歳の誓い 県内15市町村で成人式

成人式を終え記念撮影する新成人ら=12日午後2時53分、松本市総合体育館成人式を終え記念撮影する新成人ら=12日午後2時53分、松本市総合体育館
 長野市、松本市など県内15市町村で12日、成人式が開かれた。スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(17)の訴えを機に、地球温暖化対策を求める若者の運動が世界中に広がる今。自分たちの将来にも影響しかねない環境問題について各会場で出席者に尋ねると、できることから始めているとの声や、環境に配慮した企業活動を求める声が多く聞かれた。

 松本市総合体育館の成人式では、新成人17人でつくる実行委員会が市側に働き掛け、記念品として「マイ箸」が出席者に配られた。信州豊南短大(上伊那郡辰野町)2年の古林あみさん(20)は「ウミガメの内臓からプラスチックごみが見つかった写真に心が痛くなった」とし、ペットボトル飲料を控え、マイボトルを持ち歩いていると話した。

 岡谷市の成人式に出席した都内の大学2年、吉田ひと実さん(19)も日頃からマイバッグを持ち、レジ袋を使わないよう心掛けているという。県内にも大きな被害をもたらした台風19号など、全国で豪雨災害が多発していることを念頭に「もう面倒くさいとか言っていられない。温暖化がこれ以上進まないよう、細かなところからみんなが少しずつやっていくべきです」。

 長野市芸術館の会場にいた玉川大(東京都)2年の林敦生さん(19)も「台風19号であれほどの被害が出るとは」と、身近に迫る気候変動を実感。上田市の上田文化会館では、埼玉県の大学2年、長谷川和真(かずま)さん(20)が、昨年末にスノーボードで訪れた同市菅平高原の「雪の少なさが目についた」。自動車の二酸化炭素排出削減技術に関心があるといい、「運転時は燃費を意識して急発進しないよう心掛けている」と語った。

 企業活動への注文も。松本市の式に出た都内の大学2年、原賢生(けんせい)さん(20)は大学で財務諸表を学ぶ中で企業の取り組みに目が向くようになったといい、「リサイクルしやすい瓶を使用するなど、環境への配慮なしには企業の経営は続かないと思う」。

 同様に「企業側も紙袋の利用に切り替えるといった取り組みが必要」と話したのは、飯田市上郷公民館の式に出た飯田女子短大2年の熊谷きなりさん(20)。コンビニでもレジ袋はなるべく断っているといい、「自分たちの将来を考える意味でも、若い世代が環境を意識する機会を増やしたい」。同市座光寺公民館でも、愛知県の大学2年、秋広航希さん(20)が国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)を意識する会社や商品が増えてきたとし、「環境に対する自分たち一人一人の意識が変わることが大切」と話していた。

(1月13日)

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