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被災の写真洗います 名古屋のNPO 長野・赤沼に拠点

住民が持ち込んだ浸水した家族写真を見るボランティアら=12日、長野市穂保住民が持ち込んだ浸水した家族写真を見るボランティアら=12日、長野市穂保
 国際人道支援などのNPO法人アイキャン(名古屋市)は、台風19号災害で水や泥に漬かった写真を無償で洗浄する拠点を、15日に長野市赤沼に設ける。千曲川の堤防が決壊した同市穂保で12日に地元区が開いた催しにスタッフ約10人が出向き、作業を実演。「きちんと処置すれば写真は救える」と説明した。

 アイキャンの井川定一事務局長(40)らによると、市内の被災地ではボランティアらが拾い集めた写真が市災害ボランティアセンターなどに数千枚保管されている。赤沼の被災家屋を借りて「アイキャン長野事務所」とし、東日本大震災や西日本豪雨の被災地で写真洗浄を経験したボランティアの協力で、これらを洗って持ち主に届ける。住民が保管する写真の洗浄も受け付ける。

 この日、穂保区が開いた催しで、写真洗浄ボランティアをしている岩手県陸前高田市の秋山真理さんは「アルバムに貼り付いたままでもまず乾燥させると傷まなくなる」と助言。写真を持ち込んだ住民女性(62)は「子どもが小さい頃の写真がまだある。乾かしてみる」と笑顔を見せた。

 アイキャンは赤沼の拠点で作業を担うボランティアを募集中。問い合わせはアイキャン長野事務所(電話080・8168・6426)へ。

(1月13日)

長野県のニュース(1月13日)