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定年退職後も生き生き 技術や経験を生かした交流の場

昨年12月に開いた「365日大学」の初回の説明会。男性を中心に35人が集まった昨年12月に開いた「365日大学」の初回の説明会。男性を中心に35人が集まった
 仕事を離れ、何か物足りなさを感じている男性らが集う場をつくろう―。長野市松代町西条の広告会社社長小山秀一さん(70)が、参加者が培った技術や経験を生かして互いに講師になって交流する「365日大学」を開こうと準備中だ。「定年は人生の第2周期の出発点」と、それぞれの生きがいや健康づくりにつなげたいと張り切っている。

 4月に開講予定。誰でも参加可能で月会費は1100円。長野市栗田の「サキベジ・ラボ東口教室」で、当面は平日の午前7時半からと午後4時から、それぞれ1時間ずつ開く。会員は都合の良い時間に参加し、順番に講師を務める。話す内容は自由。小山さんは「講師の日は自分の経験を人に伝えられ、残りの日は聞き手として貢献し、学ぶことができる」と話す。

 構想は、1年前のある男性の相談がきっかけ。介護のため離職したものの親は亡くなり、職場にも戻れず、妻には外出を促される―。そんな悩みを聞いて月1回、自由に話ができる場を設け始めた。自社発行のフリーペーパーなどに「晴耕雨読にも少し飽きた人へ」と広告を載せたところ、市内を中心に60〜80代の約30人が集まった。会社員や会社社長、自営業者、研究者など経歴はさまざまだ。

 外出先で眺めの良い飲食店を見つけた、飯山駅の新幹線乗降客をもっと増やせないか―。面識のなかった人同士が盛り上がる様子に、「より思い切った」組織をつくろうと大学を発案。こども食堂や農業支援など、会員から生まれたアイデアを実践するプロジェクトを進める構想もある。

 19日午前10時から説明会をサキベジ・ラボ東口教室で開く。問い合わせは小山さん(電話090・3403・1266)へ。

(1月17日)

長野県のニュース(1月17日)