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台風で用具が浸水 長野のミニバスチーム、ネットで費用賄う寄付募る

練習するスポコミ東北長沼ミニバス女子チームの選手たち。被災の影響で地元施設は使えず、この日は長野市古牧小の体育館を借りた=20日夜練習するスポコミ東北長沼ミニバス女子チームの選手たち。被災の影響で地元施設は使えず、この日は長野市古牧小の体育館を借りた=20日夜
 長野市長沼地区を拠点に活動する小学生ミニバスケットチーム「スポコミ東北長沼ミニバス」などが、台風19号による浸水被害で使えなくなった練習用具などの費用を賄おうと、インターネットで寄付を募る「クラウドファンディング(CF)」への協力を呼び掛けている。環境が変わってしまった中、被災前と変わらず続ける練習は、子どもたちにとって心の支え。コーチらは「早く元の状態で練習できるよう、少しでも協力をお願いしたい」と訴えている。

 寄付は長沼ミニバスと、ミニバスの子どもたち全員が加入するNPO法人長野スポーツコミュニティクラブ東北(スポコミ東北)が募っている。ボールを入れる籠や試合時間を測るタイマーなどの用具代、被災した長沼小学校体育館に代わる練習場所の使用料、遠征費など計140万円が目標。20日夜までに集まったのは、41万円余にとどまる。

 男女チームの小学1〜6年生計51人のうち、長沼小の17人は自宅が浸水被害に遭った。それでも被災の10日ほど後には練習を再開。直後で迷いもあったが「被災した子どもたちの居場所をつくりたかった」と男子チームコーチの渡辺研吉さん(44)は明かす。

 以来、男女チームとも週2回ほどの練習は、上水内郡飯綱町や中野市の小学校など、保護者の車での送り迎えで往復1時間ほどかかる場所を転々。20日夜は女子チームの選手9人が長野市古牧小体育館に集まり約2時間、シュートやゲーム形式の練習で汗を流した。

 男子チームの長沼小4年、桶谷俊稀君(10)の同市穂保の自宅は床上浸水した。いとこや友達が譲ってくれたバスケットシューズやジャージーなどで練習を続けている。被災から3カ月余り。「みんなとバスケができたから、(日常の暮らしも)頑張ることができた」と振り返る。

 寄付は25日まで、CFサイト「キャンプファイヤー」で1口千円から募る。問い合わせはスポコミ東北長沼ミニバス保護者会(電話090・5402・4846)へ。

(1月21日)

長野県のニュース(1月21日)