長野県のニュース

県、別所線代行バス支援 一部費用負担「前向きに検討」

上田電鉄が不通区間で運行している代行バス。運行が長期化し、費用負担がかさんでいる=21日午後6時15分、上田駅上田電鉄が不通区間で運行している代行バス。運行が長期化し、費用負担がかさんでいる=21日午後6時15分、上田駅
 台風19号で千曲川に架かる鉄橋の一部が崩落し、上田電鉄(上田市)が別所線の不通区間で運行している代行バスを巡り、県が運行費用の一部を負担する方向で調整していることが21日、分かった。上田市の土屋陽一市長と同社の山本修社長が同日、県庁で阿部守一知事と非公開で懇談。土屋市長は懇談後の取材に、知事からは「前向きに検討するとの言葉を頂いた」とした。

 上田電鉄別所線は台風19号による千曲川の増水で、鉄橋「千曲川橋梁(きょうりょう)」の左岸側44メートルが崩落。当初は上田―下之郷間、現在は上田―城下間で代行バスを運行している。同社によると、運行費用は1日約40万円。代行バスの運行は2021年春の全線復旧まで続き、費用は総額で2億円以上になるとみられる。

 国は同社の本年度末までの費用負担に関し、3分の1を補助する方針。この日の懇談で、土屋市長は残る3分の2の負担について県、市が協調して事業者負担を軽減するよう要請し、知事は検討する姿勢を示したという。

 山本社長は取材に「(鉄橋の)復旧事業費は手厚い支援策が示されたが、代行バス費用や利用客減少も経営には影響が大きい」と説明。県交通政策課は「2月補正予算で対応を明らかにしていく」としている。

 土屋市長はまた、国の支援を得るため、市が千曲川橋梁を保有する方針も知事に説明。復旧事業費8億6680万円の97・5%を国が実質的に負担し、市の負担は2・5%に抑えられる。県の費用負担はない。

(1月22日)

長野県のニュース(1月22日)