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迎車200円に値上げへ タクシー各社 来月1日の運賃改定に合わせ

 県内タクシー事業者の多くが、2月1日の運賃改定に合わせて迎車料金も200円に値上げする見通しであることが21日分かった。県タクシー協会(加盟103社)によると、長野市(一部を除く)と千曲市、埴科郡坂城町を含むA地区は約21年前に廃止して以来の迎車料金復活となる。それ以外の県内全域のB地区は、多くの事業者が20円値上げして200円とする。

 同協会によると、A地区では加盟する全18事業者が迎車料金を200円とする予定。これまで多くの事業者が迎車料金180円を徴収してきたB地区(87事業者)でも、大半が200円に値上げする見通しという。初乗り運賃と加算運賃の実質的な値上げと併せ、経営改善につなげる。

 県タクシー協会によると、2017年度決算で加盟社の6割以上が営業赤字。滝川哲也会長(桜観光タクシー会長)は「A地区はタクシー業界の規制緩和と競争激化を背景に迎車料金を撤廃したが、経営が圧迫されていた。迎車にもコストがかかるので再導入する必要がある」と話す。

 経営環境悪化を踏まえた運賃改定は07年以来、約13年ぶり。初乗り距離を短くして初乗り料金を安くする「初乗り距離短縮運賃」が導入され、国土交通省北陸信越運輸局(新潟市)が示した運賃範囲から各事業者が初乗り運賃と加算運賃を選ぶ。一方、迎車料金は事業者ごとに申請した。同運輸局が近く認可する見通しだ。迎車料金を含む運賃改定によるタクシー会社の増収率はA地区が10・02%、B地区が7・24%。

(1月22日)

長野県のニュース(1月22日)