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児童の視点でハザードマップ 小谷小

小谷村内を歩き、ガードレールがない危険箇所をタブレット端末で撮影する児童=22日小谷村内を歩き、ガードレールがない危険箇所をタブレット端末で撮影する児童=22日
 北安曇郡小谷村の小谷小学校5年生20人が22日、村内を回って災害発生時の危険箇所を確認し、ハザードマップ(危険予測地図)を作った。同村で震度6弱を観測した2014年11月の「神城断層地震」を受けて防災学習に取り組んでおり、この日は初めての野外学習として、災害を想定しながら地域の危険箇所をつぶさに調べた。

 防災学習は昨年12月に始め、防災教育に取り組む信州大教育学部の広内大助教授(地理学)の研究室が協力。これまで、神城断層地震の被害や復興の歩みを信大などが記録したウェブサイトも使い、地震への理解を深めてきた。

 児童らはこの日、自分が住む地域ごとに6班に分かれ、タブレット端末を使ってハザードマップを作った。専用の地図アプリが入った端末は、写真を撮ると地図上に反映され、その場所の説明も記入できる。大雪時の地震を想定し、危険箇所や安全を確保できる場所を点検して歩いた。

 村北部の北小谷を回った班は、斜面の柵の隙間から雪が落ちてきかねない場所や、ガードレールがなく転落の恐れがある場所を確認。細沢蒼太君(11)は「普段は安全だと思っていたけれど、改めて見ると危険が分かった」と話した。

 今後はマップを活用し、校内での周知の方法や災害発生時は実際にどう行動すべきかを考える。児童に同行した広内教授は「身近な地域の危険を知り、対策を考えることが、災害を乗り越えるために重要になる」と話していた。

(1月23日)

長野県のニュース(1月23日)