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被災地に元気を―バレエ来日公演出演へ 中野出身・東真帆さん

年末年始に一時帰国した際、長野市の白鳥バレエ学園で自主練習する東さん年末年始に一時帰国した際、長野市の白鳥バレエ学園で自主練習する東さん
 パリ・オペラ座バレエ団と短期契約中の中野市出身のバレエダンサー東(ひがし)真帆さん(20)が2、3月、同団3年ぶりの来日公演で舞台に立つ。パリでの生活も1年3カ月。今回初めて役を得た。「日々の感謝と成長を伝えられるように踊りたい」。台風19号で同市など県内各地が被災したことに心を痛め「少しでも地元の皆さんの活力になればいい」との思いも込める。

 出演するのは東京文化会館(東京都台東区)で2月27日〜3月1日に上演される「ジゼル」。夜の森を支配する魔性の精霊たち「ウィリ」として、24人が踊るコールド(群舞)の一員に選ばれた。約1時間に及ぶ第2幕の重要な役割。「息のそろった動きや列の美しさがオペラ座のコールドバレエの魅力」と話し、リハーサルに臨んでいる。

 白鳥バレエ学園(長野市)出身の東さんは2018年10月からオペラ座を拠点に活動。現在は2度目の短期契約(19年10月〜20年7月)の期間中だ。当初は他のダンサーの華やかさに圧倒されたと明かすが「(練習で)先生たちの目に入る前の方で積極的に踊らないと」と奮起。大勢の中でも少しずつ前に出られるようになってきたという。連日の練習や舞台袖からのぞく本番から、オペラ座の歴史を全身で吸収する日々だ。

 これまでの同バレエ団の公演「シンデレラ」や「白鳥の湖」では代役だった。役を得た今回の来日公演では、県内の台風災害も踏まえ「今できる努力を精いっぱいして踊り、少しでも(地元を)元気づけることができたらいい」と話している。

(1月25日)

長野県のニュース(1月25日)