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県内中部中心に積雪 中央東線運休や遅れ 長野では強風被害

雪の中、松本駅前を傘を差して歩く高校生ら=28日午前8時16分、松本市雪の中、松本駅前を傘を差して歩く高校生ら=28日午前8時16分、松本市 民家で剥がれたトタン屋根が飛ばないよう固定する消防隊員=28日午後0時27分、長野市吉田民家で剥がれたトタン屋根が飛ばないよう固定する消防隊員=28日午後0時27分、長野市吉田
 低気圧や寒気の影響で、県内は27日夜から28日にかけて中部を中心に雪となった。長野地方気象台によると、同日午前11時までの24時間降雪量は白馬19センチ、大町と上田市菅平で16センチ、軽井沢14センチ、松本9センチ、諏訪3センチなど。JR中央東線では運休や遅れが出てダイヤが乱れた。

 雪は、前線を伴った低気圧が発達しながら本州の南岸を東へ進み、関東甲信地方の上空に氷点下3度以下の寒気が流れ込んだのが理由。各地で水分を含んだ重い雪が降った。低気圧の影響で風も強まり、気象台は28日夜遅くまで、北部で強風に注意を呼び掛けている。

 JR中央東線の特急あずさは28日の始発から上下8本が運休。当初は14本を運休予定だったが、雪が少なく午前9時台からの6本は運行した。同線では早朝、山梨県内の複数箇所で倒木があり、東京都内と山梨県内の間で一時運転を見合わせた。この影響で県内でも遅れが出た。

 松本市の松本駅では、ダイヤの乱れに困惑する人の姿も。東京に出張する安曇野市の会社員生田純一さん(40)は「まさか雪の影響を受けるとは思わなかった」と北陸新幹線(長野経由)に乗るため長野へ。松本市の予備校に通う男子生徒(19)も29日から大学入試だといい「落ち着いて向かいたい」と北陸新幹線への乗り継ぎに回った。

 松本署によると、松本市内では27日夕から28日朝にかけてスリップとみられる物損事故が10件発生。塩尻署管内でも同様の事故が6件あった。北佐久郡軽井沢町の有料道路「白糸ハイランドウェイ」三笠―峰の茶屋間は28日朝から積雪で通行止めとなった。

 28日正午までの最大瞬間風速は長野22・3メートル、信濃町18・4メートル、木祖薮原18・1メートルなどを観測。長野市吉田では同日正午ごろ、強風で民家のトタン屋根が剥がれた。市消防局によると、けが人はいなかった。近くの女性(76)は「バリバリという音がして外に出たら、屋根が剥がれていて驚いた」と話していた。

 気象台によると、29日は低気圧が本州の南岸を東北東に進み、別の低気圧が日本海を北東に進む見込み。北部は明け方まで、中部と南部は未明に雨となり、その後は曇り時々晴れの予報としている。

(1月28日)

長野県のニュース(1月28日)