長野県のニュース

クルーズ船の新型肺炎感染者 県内2人受け入れ

 県は12日夜、新型コロナウイルスの集団感染が発生しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者でウイルス陽性の感染者2人を、国からの要請に基づき県内の医療機関で受け入れたと発表した。2人は同日夜、厚生労働省の手配した移動手段で県内の医療機関に搬送された。県は感染者の国籍や性別、年代、医療機関の場所などの詳細を明らかにしていない。

 乗船者の患者増加に伴い厚労省は神奈川県以外の自治体に協力を求め、12日、入院先は長野、山梨など1都9県になったと明らかにした。

 長野県健康福祉部の土屋智則部長が県庁で記者会見した。医療機関名を明らかにしない理由について、土屋部長は「住民不安、医療機関への風評被害、患者のプライバシー侵害の恐れがある」とした。

 県によると、受け入れたのは感染症指定医療機関。県内には、危険性が極めて高い感染症に対応する第1種機関の県立信州医療センター(須坂市)と、広域圏ごとの第2種の計11の感染症指定医療機関がある=表。一般の患者が使わない経路で搬送でき、トイレなどの設備も隣接している個室の病床での受け入れが可能だ。

 感染者の病状について土屋部長は「横浜から遠隔地に搬送されることを考えると、比較的軽症と思う」と述べた。2人が乗客なのか、乗務員なのかも県は把握していない。

 厚労省からクルーズ船の感染者が多数に上っているため、感染者の受け入れが可能な医療機関について8日に照会があったと説明。その後の調整の結果、受け入れは12日になったとした。

(2月13日)

長野県のニュース(2月13日)