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リニア南アルプストンネルの作業用坑口 大鹿の「釜沢非常口」掘削開始

掘削を開始した南アルプストンネル長野工区の釜沢非常口=3日、大鹿村釜沢(JR東海提供)掘削を開始した南アルプストンネル長野工区の釜沢非常口=3日、大鹿村釜沢(JR東海提供)
 JR東海は4日、下伊那郡大鹿村で工事を進めているリニア中央新幹線南アルプストンネル長野工区(8・4キロ)の作業用トンネル坑口「釜沢非常口」(釜沢地区)で、3日から重機による掘削を始めたと発表した。同工区の坑口計3カ所のうち、2カ所は2017年度に着工。釜沢非常口は18年度掘削開始を目指していたが、保安林解除手続きが遅れ、計画がずれ込んでいた。

 JR広報部によると、釜沢非常口の作業用トンネルは高さ約6メートル、幅約7メートルで、断面積は約30平方メートル。北側の本線に向かって約350メートルを掘り進める。作業用トンネルの掘削を終え、本坑に平行して掘り進める「先進坑」の着工時期については「作業の進捗(しんちょく)によるため現時点では未定」としている。

 釜沢非常口の工事を巡っては、JRが17年1月、工事ヤード(作業場)の保安林指定の解除を県に申請。約2年半後の19年8月に解除が確定後、準備工事を進めていた。JRは今年2月20日以降、釜沢地区の自治会を対象に非常口の着工を連絡する文書を回覧。懇談会を開き、今後の発破作業の見通しなどについて説明した。

(3月5日)

長野県のニュース(3月5日)