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「木曽馬」遺伝学的に温厚か 木曽町が調査検討

木曽馬の里で飼育されている木曽馬=昨年5月、木曽町木曽馬の里で飼育されている木曽馬=昨年5月、木曽町
 一般的におとなしいといわれる在来馬「木曽馬」の産地、木曽郡木曽町が、遺伝学的にみても木曽馬が温厚かどうかを調べることを検討している。町はこれまで、おっとりした動作などから「温厚で優しい」と紹介しており、それが遺伝学的に証明できれば、一層胸を張ってPRできる―としている。

 町が2月に開いた「木曽馬種の保存事業検討委」で、競走馬理化学研究所(宇都宮市)が2020年度事業の一つとして調査を提案。町が決定すれば、今秋にも着手することになる。同研究所の戸崎晃明(てるあき)専門役によると、セロトニン受容体遺伝子など生き物の性格をつかさどる遺伝子情報を調べることで、木曽馬の性格や気質が分かるという。

 木曽馬は全国に8種いる在来馬の一つで、足が短く、胴が太いのが特徴。農耕馬として重宝されたが数が減り、町などでつくる保存会は全国で約140頭を確認している。

 同町開田高原にある「木曽馬の里・木曽馬乗馬センター」の中川剛(たける)場長は「馬の性格は生まれた後の環境に左右される部分もあると思う」とするが、町開田支所の岩井航太係長は「遺伝子的に優しいと分かれば、愛玩動物として飼育者を増やすことにもつなげられるのではないか」と話している。

(3月18日)

長野県のニュース(3月18日)