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飯伊地方特産の「市田柿」、シンガポールでGI登録

 飯田下伊那地方特産の干し柿「市田柿」が、シンガポールの「地理的表示(GI)保護制度」に登録された。登録申請していたみなみ信州農協(本所・飯田市)が19日明らかにした。同農協は近年、市田柿の東南アジアへの輸出が増えていることから、シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナムでGI登録を申請。農林水産省によると、海外でのGI登録は全国で初めてとみられる。

 GIは農林水産物や食品の名前を国が地域ブランドとして保護する制度。品質や社会的評価が産地の伝統的製法、現地の風土に基づいている場合、知的財産として登録される。市田柿は日本のGIでは既に登録を受けている。

 農水省は国内の生産団体などが海外でGI登録を申請する際、費用を補助するなど支援。農水省が申請に関わっている中で、登録は初めてという。みなみ信州農協の知的財産マネージャー田中広彦さん(62)は「今後、シンガポールで模倣品が出回る危険もある。登録されたことで、安心して輸出拡大ができる」としている。

(3月20日)

長野県のニュース(3月20日)