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県内小中学校 多くは来月上旬再開

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休校を巡り、県内の市町村教委の多くが、春休み明けの4月上旬に小中学校再開を予定していることが24日、信濃毎日新聞の取材で分かった。一方、文部科学省がこの日示した学校再開指針については、子どもたちのマスクをどう確保するか、学習の遅れをどう取り戻すか―といった課題を挙げる声が聞かれた。

 77市町村教委など学校設置者への取材で、大多数が4月6日前後の学校再開を予定していると回答。茅野市は24日夜、市対策本部会議を開き、小中学校の入学式と始業式を6日に行うと決めた。長野、上田、岡谷、須坂、伊那、大町、飯山、塩尻、安曇野市なども6日に入学式を開き、授業を再開するとした。

 諏訪市や佐久市、千曲市などは25日に対策本部会議や校長会などで再開時期を決める。駒ケ根市は6日に入学式を開く予定だが、授業再開時期は未定という。

 県と県教委は再開後の学校に必要な感染防止策の統一基準を取りまとめるため、27日に総合教育懇談会を県庁で開き、市町村の代表者らと意見交換を予定。松本市や小諸市はその結果を踏まえて判断するとしている。

 各市町村教委が懸念することの一つが、子どもたちの着用するマスクの確保だ。指針では誰がどう用意するか示されていない。北佐久郡御代田町の担当者は「各家庭に手作りを呼び掛けるかもしれない」。東筑摩郡筑北村も「備蓄はあるが、子どもに毎日配ると長く持たない」と懸念。東御市は、マスクをしていない子どもへのいじめが起きないよう注意喚起を続ける。

 指針では、給食などでも密閉空間や人の密集、近距離での会話を避けるとしている。南佐久郡南相木村、北相木村は、教室の机の間隔を空けて配置する予定。北安曇郡池田町は給食をグループで食べることをやめ、小県郡青木村はタブレットなど共用教材の消毒を徹底するとした。

(3月25日)

長野県のニュース(3月25日)