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プレミアムアンズ「杏月」 規格外を加工品に

東京都内で昨年行った杏月などの販売会。売れ行きは好調だった東京都内で昨年行った杏月などの販売会。売れ行きは好調だった
 千曲市などでつくる推進協議会は2020年度、市特産の生食用アンズ「ハーコット」の中から厳しい規格に沿って選んだプレミアムハーコット「杏月(きょうづき)」について、規格に合わない実からピューレ作りを始める。生食には適さなくても、十分な甘みを生かした加工品とすることで販路を広げ、農家の収益増を狙う。24日に市役所で総会を開き、事業計画を承認した。

 杏月は、ハーコットの中でも糖度12度以上、重さ120グラム以上、鮮やかな色づき―といった規格をクリアした実。販売1年目だった昨季は東京・銀座の県情報発信拠点「銀座NAGANO」などで計1894玉を売った。一方で、規格に合わない実も少なくなかったといい、主には加工用に回されていた。

 ハーコットは加工用のアンズに比べて単価が落ちるという。協議会は、糖度が高いため、加工時に砂糖を加えなくて済む特長に着目。加工品への応用がしやすいピューレを試作することにした。蒸留酒や菓子などでの利用に向けて研究を進める。

 総会では、杏月の生産技術の実験として、畑に反射材を敷く取り組みも決めた。畑にはわらを敷くことが多いが、反射材を敷き、日照効率を上げて実の着色が促進されるかを確かめる。今後、市内で試験ほ場を選ぶ。協議会長の岡田昭雄市長は「官民が連携し、農家の収入を増やしていきたい」と述べた。

(3月25日)

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