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先端丸み リニア改良型 JR東海 試験車両公開

先端部に丸みを持たせた改良型リニア試験車の先頭車両=25日、山口県下松市先端部に丸みを持たせた改良型リニア試験車の先頭車両=25日、山口県下松市
 JR東海は25日、2027年のリニア中央新幹線開業を目指して開発を進めている超電導リニアモーターカーの改良型試験車両を、山口県下松市の製造工場で報道関係者に公開した。先頭車両は先端部に丸みを持たせ、現行試験車両「L0(エルゼロ)系」と比べ空気抵抗を約13%低減した。山梨リニア実験線(山梨県上野原市―笛吹市)で5月末ごろ、走行試験を始める。

 日立製作所笠戸事業所で公開された改良型先頭車両は、長さ28メートルで現行と同じ。車両の形状変更で消費電力や車外騒音の低減を図る。これまで先端部にあった前照灯と視認用カメラを車体上部に移し、より広範囲を確認できるようにした。白い車体の前面と両側に施す青色の帯は、躍動感と滑らかな空気の流れをイメージする流線に変更した。

 13年に導入したL0系は、車内照明や空調の電源として灯油を使うガスタービン発電装置を搭載しているが、改良型は地上と車両にそれぞれ設置したコイルを利用して発電する「誘導集電方式」を採用。発電装置と排気口をなくした。

 改良型は先頭車両と中間車両を各1両製造し、現行型5両と合わせ編成化。現行型5両のみと二つの編成で走行試験を重ね、営業用車両の仕様を詰める。同社のリニア開発本部は「乗客の快適性向上へさらに技術開発を進めたい」と話している。

(3月26日)

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