長野県のニュース

善光寺、新型コロナの終息祈願

新型コロナウイルスの感染終息を祈願する栢木副住職(中央)新型コロナウイルスの感染終息を祈願する栢木副住職(中央)
 長野市の善光寺大勧進で25日、世界的に広がる新型コロナウイルスの感染終息を祈願し、感染症で亡くなった人々を供養する法要があった。大勧進の栢木寛照(かやきかんしょう)副住職(74)をはじめ僧侶17人が護摩をたき、疫病退散を祈った。

 この日は大勧進80世住職の等順大僧正(1742〜1804年)の命日。江戸時代中期の「天明の大飢饉(だいききん)」に際して大僧正は善光寺の蔵米を開放したとされ、その民衆救済の姿にならって法要の日に選んだという。

 僧侶らは護摩堂で護摩をたき、万善堂で「南無阿弥陀仏」と繰り返し唱えて、犠牲者の供養と感染者の回復などを厳かに祈った。栢木副住職は「自然への畏敬の念を忘れず、謙虚な心持ちで互いを思いやって過ごしましょう」と呼び掛けた。

(3月26日)

長野県のニュース(3月26日)