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新型コロナ 県内2人感染確認 計8人に

 県は29日、県飯田保健所管内(飯田市、下伊那郡13町村)在住の20代男性と、県松本保健所管内(松本市、塩尻市、安曇野市、東筑摩郡5村)在住の40代男性が、新型コロナウイルスに感染していることが分かったと発表した。2人は同日、別の感染症指定医療機関に入院。20代男性は発熱はないが喉の痛みを訴え、40代男性は症状はないもののコンピューター断層撮影(CT)検査で肺炎と診断された。2人の濃厚接触者については調査中としている。

 県内での感染確認は7、8人目で、1日に複数の感染者が判明するのは初めて。20代男性は、27日に県内6人目として感染が確認された東京都の20代男性の友人で、濃厚接触者の1人だった。40代男性について県は「19日の発症前の1週間以内に東京へ行っていたとの情報がある」とし、詳しく調べている。

 県によると、29日に感染が判明した20代男性は26日に喉の痛みを覚え、28日には37度台の発熱とせきもあった。6人目の感染者の濃厚接触者でもあり、検体を採取。29日に県環境保全研究所(環保研、長野市)がPCR検査で陽性を確認した。

 20代男性は23日、6人目の感染者で飯田保健所管内の実家に帰省していた都内の男性と一緒に県外に出掛け、25日も共に同保健所管内に外出した。都内の男性が23日に発熱後に一緒に出掛けたことから、県は都内の男性から感染したとみている。都内の男性の濃厚接触者は家族以外に他に7人おり、県はPCR検査を順次実施し、結果は30日に判明する見通し。

 一方、40代男性は19日に39度台の発熱があり、23日に県内の医療機関を受診。27日に再受診した同じ医療機関が、松本保健所に連絡した。同保健所が調整し、男性は28日に他の医療機関を受診し、検体を採取。環保研がPCR検査して29日に陽性を確認した。

 新たな感染確認を受け、阿部守一知事は同日、感染が拡大している県外の地域への往来を「当面の間、控えてほしい」と呼び掛けた。飯田市の牧野光朗市長も改めて感染拡大防止対策の徹底を促すコメントを出し、飯田保健所管内の感染者がともに20代だったことから、「若い人は重症化するリスクは低いとされているが、症状の軽い人が重症化リスクの高い人に感染を広めてしまう可能性もある」と注意を求めた。

(3月30日)

長野県のニュース(3月30日)