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県内GW 遭難死者なし 件数は3 過去10年で最少

 県警は7日、大型連休の4月25日〜5月6日に県内で起きた山岳遭難は3件で遭難者は3人だったと発表した。少なくとも過去10年の同期間中では最少で、初めて死者も出なかった。新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言で県などが登山自粛を呼び掛け入山者が激減した影響とみられる。

 県警山岳安全対策課によると、前年の大型連休中の遭難件数は18件で遭難者は21人、うち死者は3人。今年は県警山岳遭難救助隊員が北アルプスや八ケ岳連峰でパトロールしたが、登山者は「数人程度しか見かけなかった」という。

 期間中の最初の遭難は4月25日に八ケ岳連峰・阿弥陀岳で発生。都内の男性が下山中に滑落し、左手首の骨を折るなどした。結果的に陰性だったものの、この男性には新型コロナの感染疑いが浮上。救助隊員らが一時、自宅待機する事態になった。

 同26日には大町市美麻の山林で、山菜採りをしていた県内の男性が道に迷い、翌日に県警の救助隊員に助けられた。5月2日には下伊那郡天龍村の八嶽山(やたけさん)で、下山中の愛知県の男性が道に迷い、県警ヘリに救助された。

 同課によると、入山者が少ないため登山道が荒れており、例年より転倒、滑落や道迷いの危険性が高まっている。県は、緊急事態宣言が終了する5月末まで県内の主要登山口を閉鎖するよう管理者側に依頼するなど、登山自粛を呼び掛けている。

(5月8日)

長野県のニュース(5月8日)