長野県のニュース

中アのライチョウ 無事越冬しました

中央アルプス駒ケ岳で21日に確認された雌のライチョウ(環境省提供)中央アルプス駒ケ岳で21日に確認された雌のライチョウ(環境省提供)
 中央アルプス駒ケ岳で生息が確認されていた国特別天然記念物で県鳥のライチョウの雌1羽が今冬も越冬し、生存していることが分かった。環境省信越自然環境事務所(長野市)が22日発表した。この1羽は2018年夏に中アで約半世紀ぶりに確認され、昨年11月の目撃が最後だった。

 環境省職員らが20日に入山して調査し、21日午前5時半ごろ発見。目撃場所はこれまでとほぼ同じで、ハイマツ林の端で休んでいた。冬の白い羽がほとんど抜け、茶色い羽になっていた。巣作りは確認できなかった。

 この雌は北アルプスの乗鞍岳から飛来したとみられている。同省は昨年、この雌に北アで産卵された有精卵を抱かせ、ひながふ化したが全滅。今年も同様の方法でひなをかえらせ、夜間は親子をケージ(おり)に入れて天敵や悪天候から守り、中アでライチョウを増やす取り組みを本格化させる。8月には乗鞍岳から3組の親子を移すほか、天敵の捕獲も行う計画だ。

 同事務所の小林篤専門官は「冬を無事越えていてほっとした。これからさまざまな取り組みができる」と話した。

(5月23日)

長野県のニュース(5月23日)

日付で探す

ジャンルで探す

ニュースランキング
本日のTop10(6/4 05:00更新)