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上田の遊休地を農業体験施設に 有志が構想

体験施設を造る場所に植えたトウモロコシを眺める稲池さん体験施設を造る場所に植えたトウモロコシを眺める稲池さん
 親子3世代が自然に触れる体験ができる場所を造りたい―。上田市東内のペンション経営、稲池憲一さん(68)を中心とした有志が、同市古安曽の遊休荒廃地約1万平方メートルを整備し、農作物の収穫などができる体験施設を開く構想を描いている。季節の野菜や果樹を栽培し、レストランや子どもが遊べる釣り堀などを設ける計画。人の手が入らなくなった里山の再生も目指し、作業を進めている。

 施設名は「どんぐり王国」の予定。かつて里山にたくさんあったドングリがなる広葉樹を植え、来場者に施設内の通貨として使ってもらうアイデアから名付けた。農作物を種から育て、収穫して味わってもらう。カフェやドッグランなども造るという。

 場所は、休日に多くの親子連れが遊びに来る「山王山公園」の近く。養蚕が盛んだった頃の桑畑で、長い間放置されて荒れていた。知り合いの大学教授や会社社長らに協力してもらい、4月から雑草や地中の石を取り除く作業を開始。既にトウモロコシやブドウなどを植えている。

 長和町でペンションを経営する稲池さんは、体験施設の構想を10年ほど温めていた。7月には株式会社を立ち上げ、整備に必要な融資を受けられるようにする。「子どもたちが自然の尊さを学べる場所にしたい」と話している。

(6月29日)

長野県のニュース(6月29日)