長野県のニュース

県立高校「3人に1台」端末 感染再拡大に備え年内整備 県教委

 県教委は29日、年内を目標に、全ての県立高校で生徒3人に1台の割合でタブレット端末などの整備を完了させる方針を明らかにした。新型コロナウイルスの感染再拡大に備え、全生徒がインターネットを介した遠隔授業を受けられるようにする環境整備は喫緊の課題として、文部科学省の「GIGAスクール構想」などを活用して端末などの整備を進める。

 同日の県会文教委員会で説明した。県教委の調査によると、県立高校の生徒約4万2700人のうち、ネットを介した遠隔授業を受けるのに必要なタブレット端末やパソコンが自宅にない生徒数は5月末時点で1万3767人(32%)。整備が完了すれば、生徒のほぼ全てに貸し出せるようになる見通しという。

 ただ、生徒に端末を貸し出したとしても、大容量のデータ通信に必要な無線通信「Wi―Fi(ワイファイ)」などの機器がなければ通信費は自己負担となる。県教委の調べでは、自宅に機器がない生徒は2616人(6%)だった。

 県教委は4月に成立した県の本年度一般会計補正予算に、貸し出し機器を整備するための経費を計上。県会6月定例会に提出している同補正予算案には、住民税所得割の非課税世帯を対象とする高校の奨学給付金に、通信費に相当する月額1千円を上乗せする経費を計上している。

(6月30日)

長野県のニュース(6月30日)