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高森 墓石下敷き園児死亡 報告書「下見」記載修正へ

町保育専門指導員を講師に開いた保育園職員を対象にした研修会=5月、高森町町保育専門指導員を講師に開いた保育園職員を対象にした研修会=5月、高森町
 下伊那郡高森町立みつば保育園の園外保育で男児=当時(4)=が墓石の下敷きとなり死亡した事故で、事前に現場を下見したと証言していた保育士(退職)が実際には下見を行っていなかった問題を巡り、町は29日、第三者委員会(昨年8月に解散)を再び設置した。第三者委は、「下見が不十分だった」とした報告書の記載を修正し、事故後の町立4園の安全管理業務に関する取り組みを踏まえた新たな提言をまとめる方針だ。

 飯田署は同園が下見をしていなかったと判断し、2月にこの保育士ら5人を業務上過失致死の疑いで書類送検。事故当時の町マニュアルが定めていた「あらかじめ目的地の下見を十分に行う」「当日、状況の変化がないか確認をする」など園外保育の準備に必要な6項目がいずれも順守されなかった。

 この日の会合は非公開で開き、テレビ会議システムによる参加を含め委員6人が出席した。今後は月1回程度会合を開く予定。報告書の記載を下見していなかったとの内容に修正するが、これまで検証した事故原因を変更するかどうかは今後判断する。4園の安全管理業務の取り組みも調べ、町が新たに作成したマニュアルなどが現場で生かされているかなどを評価する。

(6月30日)

長野県のニュース(6月30日)