長野県のニュース

熱中症アラート 県内であすから

 環境省と気象庁は7月1日、熱中症の危険性が非常に高まった場合に発表する「熱中症警戒アラート」の試行を長野県を含む関東甲信1都8県で始める。気温1割、湿度7割、地面などから出る「輻射熱」2割で勘案して算出する「暑さ指数」が33度以上となる見込みの場合に出す。県内でも熱中症が疑われる人の救急搬送が近年増えており=グラフ、役立ててもらう。

 環境省によると、湿度が高い場所だと体から熱を放出しづらく、熱中症のリスクが高まる。暑さ指数は湿度を重視し、実際の気温より3〜4度低くなることが多い。最高気温35度以上の「猛暑日」でも、乾燥していれば指数33度以上になるとは限らない。気象庁によると、飯田市南信濃の過去5年を見ると指数33度以上は2015、17年に2回ずつ、記録的猛暑だった18年と、19年に8回ずつあった。

 暑さ指数は県内29観測地点ごとに予測して環境省の「熱中症予防情報サイト」に掲載、1カ所でも33度以上なら県全体にアラートを出す。前日夕方か当日朝に自治体や報道機関に伝え、気象庁ホームページでは発表した都県をオレンジ色で示す=図。なるべく外出を控え、エアコンのない屋内外での運動や活動の中止、延期などを促す。

 長野地方気象台は「アラートが出ない日は安全というわけではない。日頃から住む地域の指数がどのくらいか把握し、対策につなげてほしい」と呼び掛けている。

 10月28日まで試行。効果を検証した上で、来年度からは全国で実施する方針だ。

(6月30日)

長野県のニュース(6月30日)