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松本彩る七夕人形 松本市立博物館など6館連携の催し始まる

七夕人形を飾り、野菜を供える松本市はかり資料館の展示室七夕人形を飾り、野菜を供える松本市はかり資料館の展示室
 松本市の博物館6館などが連携し、松本地方の七夕の風景を紹介する「まつもとの七夕2020」が4日、始まった。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた今年は、人形に災厄を移し、川に流したという習俗を踏まえ、各館の来館者から集めた紙の人形を水に流す「七夕人形流し」を初めて行う。

 6館は市立博物館、市はかり資料館、重要文化財馬場家住宅、市安曇資料館、窪田空穂記念館、市歴史の里。

 松本地方の七夕行事には、裁縫の上達を祈る祭り、作物の収穫儀礼、けがれをはらう行事など、複数の要素が重なっているという。多様な人形が残るのも特徴で、各館は、着物を着せた木や紙の人形などを展示。織り姫やひこ星を背負って川を渡したという足の長い「カータリ」の人形を紹介する館もある。

 「七夕人形流し」は、各館に人形の形に切った紙を用意。来館者は無病息災などの願いや思いを込めて回収箱に入れる。8月8日の朝、各館から市歴史の里に人形を持ち寄り、水路に10メートルほど流す。

 市はかり資料館の遠山順子学芸員は「我慢が続く日々に少しでも心が休まり、気持ちを明るく変えてもらえたら」と願っていた。8月10日まで。

(7月5日)

長野県のニュース(7月5日)