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信州との往来どうなる 都知事の他県移動自粛呼び掛け

松本駅に到着した特急あずさの乗客ら。「電車に乗るのは不安」と話す人もいた=5日午前11時40分、松本市松本駅に到着した特急あずさの乗客ら。「電車に乗るのは不安」と話す人もいた=5日午前11時40分、松本市 県外からの観光客らでにぎわう旧軽井沢銀座通り=5日午後1時32分、軽井沢町県外からの観光客らでにぎわう旧軽井沢銀座通り=5日午後1時32分、軽井沢町
 都内で新型コロナウイルス感染者が連日100人を超え、4日に小池百合子都知事が「不要不急の他県への移動は遠慮を」と呼び掛けた波紋が県内にも広がっている。JR中央線や北陸新幹線(長野経由)などで首都圏と行き来する人も多く、客足が戻り始めた観光地などでは5日、不安の声が聞かれた。

 「にぎやかさが戻ってきたのにまた人が減るかもしれない」。諏訪市の上諏訪駅前で飲食店を営む宮坂友子さん(49)は声を落とした。観光客の利用が多く、全国的な移動自粛が解除された6月下旬から客足が戻りつつあるだけに「東京だけでなく他地域の人も移動しづらい気持ちになるのでは」と心配した。

 法事で諏訪市の実家に滞在し、同駅に寄った千葉県鎌ケ谷市の会社員女性(30)も「また実家に戻りにくくなりそう」。

 松本市に単身赴任中の会社員佐藤馨さん(45)は妻と娘2人が暮らす神奈川県大和市の自宅から、都内の八王子駅で特急あずさに乗り松本駅へ。「他の人がしっかり予防しているか分からず、乗るのは不安だった」と明かした。

 県外からの観光客が戻っている北佐久郡軽井沢町。旧軽井沢銀座通りを訪れた島袋勝則さん(80)=東京都練馬区=は、都知事の呼び掛けを「やっぱり来たかという感じ」。年1、2回は同町を訪れるが、感染者増を受け「寂しいけれど、今年はもう来られないでしょう」とつぶやいた。

 通り近くの純喫茶「珈琲歌劇」は、例年3〜11月の季節営業の開始を6月からに遅らせた。客足は前年同期の6割。中村龍郎店長(68)は「感染対策という意味では客は少ない方がいいが、東京からの客が減れば今後、テークアウトも考えないといけない」。感染の第2波を懸念した。

 長野市のホテル国際21も、6月の売り上げが前年同月比約7割減。7月は5〜6割減ほどに持ち直す見通しを立てており、再び移動制限が呼び掛けられれば影響は大きい。担当者は「安全第一だが売り上げや雇用の維持を考えれば休業は考えづらい。感染対策を徹底した上でどう継続するか、バランスが難しい」とした。

(7月6日)

長野県のニュース(7月6日)

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