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木曽精機、生産能力1・5倍に 木曽町内で本社と工場を移転新築

 金属切削加工の木曽精機(木曽郡木曽町)は、約10億円を投じて木曽町内で本社と工場を移転新築し、来年1月に稼働させる。新型コロナウイルス感染症の影響下でも半導体関連を中心に省力化機器の需要は安定し、部品受注は堅調に推移。加工機を増設して生産能力を1・5倍に引き上げるとともに、生産効率の向上を図る。

 現在の工場は老朽化し、3棟に分かれて作業効率が悪いため、350メートルほど離れた農地を造成し、鉄骨平屋3500平方メートルの新工場を設ける。建設費は約7億円で、12月下旬に完成予定。既存の自動旋盤97台に加え、約3億円を投じて、生産性の高い最新機種10台を増設し、無人搬送用ロボットを2台導入する。最大10人程度の新規採用を目指し、非正規社員10人を正社員に切り替える方針だ。

 木曽精機は、東証1部上場の電子部品製造、帝国通信工業(川崎市)の完全子会社で、1974(昭和49)年設立。当初は家電部品を中心に親会社向けの量産品を手掛けてきたが、2000年前後からグループの生産拠点の海外移転が進み、独自に取引先を開拓してきた。

 現在は産業用機械部品が売上高全体の約7割を占め、住宅設備、医療機器など幅広い業種向けに部品を供給。足元では半導体関連市場向けが好調に推移し、医療機器関連も伸びている。その他の業種も含め、人手に頼らない自動化・省力化に対応する需要は底堅く、4〜6月の受注は、前年同期比で2〜3割増えたという。

 20年3月期の売上高は約9億3千万円。生産能力の増強で数年後の目標に15億円を掲げる。下沢孝洋社長は「より複雑な形状の部品加工にも対応し、さらに競争力を高めていきたい」としている。

(7月8日)

長野県のニュース(7月8日)

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