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雨続く県内 なお災害警戒 土砂流出 51カ所通行規制

通行止めになっている国道158号土砂崩落現場を歩いて下山する上高地で足止めされていた観光客ら(柏原光彦さん提供)=9日午前10時ごろ通行止めになっている国道158号土砂崩落現場を歩いて下山する上高地で足止めされていた観光客ら(柏原光彦さん提供)=9日午前10時ごろ
 梅雨前線の影響で県内は9日午前、南部を中心に雨が続いた。長野地方気象台によると、南部と中部は10日にかけて雷を伴い1時間に30ミリ以上の激しい雨が、北部は25ミリ以上の強い雨が降る見込み。気象台と県は9日正午時点で、土砂災害警戒情報を塩尻市、伊那市、飯田市、上伊那郡宮田村、下伊那郡喬木村、木曽郡木曽町の計6市町村に発令した。

 気象台によると、県内は15日にかけて断続的に雨が降る。気象台は9日正午時点で、中野飯山地域を除く県内全域に大雨警報を出し、12日まで延長する可能性があるとしている。10日正午までの24時間の予想降水量は多い所で南部150ミリ、中部90ミリ、北部60ミリ。

 上伊那郡中川村役場によると、大草美里の手取沢の支流で土石流が発生。発生は8日夜とみられ、近くの住宅1軒の敷地に土砂が流れ込んだが、人や住宅の被害はない。

 県によると9日朝時点で、計31世帯164人が避難所に避難した。土砂災害は19カ所で発生。道路に土砂が流出した影響で44路線51カ所で通行規制を行っている。新たな人的被害は確認されていない。

 松本市の北アルプス・上高地に取り残されていた宿泊客ら35人は同日午前に下山した。この他に同市奈川や木曽町、下伊那郡大鹿村の一部地域で道路が寸断されるなどして、計18人が孤立した状態になっている。

 県内のJR線は9日もダイヤが乱れた。中央西線は塩尻―南木曽間が運休。飯田線は駒ケ根―長山(愛知県豊川市)間で始発から終日運転を取りやめた。

 気象台によると、3日正午の降り始めから9日午前6時までの降水量は王滝村御嶽山894・5ミリ、阿智村浪合489ミリ、松本市上高地476ミリ、木曽町木曽福島422・5ミリなど。

(7月9日)

長野県のニュース(7月9日)

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