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飯田線復旧見通し立たず 伊那谷の高校生、続く休校に焦り

JR飯田線の中井侍(天龍村)―小和田(浜松市)間で起きた線路への土砂流入=9日(JR東海提供)JR飯田線の中井侍(天龍村)―小和田(浜松市)間で起きた線路への土砂流入=9日(JR東海提供)
 7日からの大雨の影響で下伊那郡天龍村の中井侍地区で土砂崩落が起きた影響などでJR飯田線の復旧の見通しが立たず、新型コロナウイルス感染拡大防止による休校での遅れを取り戻そうとしていた伊那谷の高校は再び足止めを余儀なくされた。生徒らが10日、早期再開を望んだ。

 飯田市の飯田風越高3年中原千尋さん(17)は上伊那郡中川村から飯田線で通う。大学受験のための最後の評定となる期末考査が7日から始まったが8日から休校に。残りは13日からだが「電車が再開しないと学校も再開できないのでは。これ以上延びると気持ちの緩みや焦りが出る。3年生はやきもきしている」。

 同郡宮田村の会社員上柳英子さん(47)の長男は飯田線で駒ケ根市の赤穂高に通う。運休区間にあるため7日から休校。「この辺で崩れているとは聞かない。どうして駒ケ根駅まで不通なの」。授業の進み具合や夏休みの短縮を心配する。10日予定だった文化祭も延期に。「なぜ止まり、どうなると再開するのか、JRは示して」と求める。

 飯田OIDE長姫高(飯田市)は10日の漢字検定を休校で行えず、生徒の7割強が飯田市内から通う阿南高校(下伊那郡阿南町)は7月の休校が計5日間に及ぶ。

 進学希望者が多い飯田高は10日まで3日間休校。3年生向け問題演習を減らし、文化祭や芸術鑑賞を中止してきた。運休が長引けば再検討の必要もある。牧内千明教頭は「土日で運行が再開されることを祈るのみ」と話した。

(7月11日)

長野県のニュース(7月11日)