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県中南部15市町村に土砂災害警戒情報

住民が避難した木曽郡木祖村の避難所に毛布を運び込む村職員ら=11日午後10時47分、木祖村老人福祉センター住民が避難した木曽郡木祖村の避難所に毛布を運び込む村職員ら=11日午後10時47分、木祖村老人福祉センター
 県内は11日、全域で雨や曇りとなり、中南部の一部では雷を伴う激しい雨が降った。長野地方気象台と県は同日午後9時35分、中南部15市町村に土砂災害警戒情報を出し、注意を呼び掛けた。

 土砂災害警戒情報が出たのは飯田市、伊那市、塩尻市楢川、上伊那郡宮田村、下伊那郡高森町、阿南町、阿智村、平谷村、下條村、売木村、喬木村、豊丘村、大鹿村、木曽郡王滝村、木曽町。気象台は同日夜、諏訪、上伊那、下伊那、木曽の広い範囲と長野、大町、上田、松本、塩尻、安曇野、飯田の各市などに一時、大雨警報を出した。

 長野、岐阜両県警高速隊によると、大雨のため岐阜県中津川市の中央道でのり面が5メートルほど崩落。同日午後8時41分から中津川―飯田山本インター間の上りが通行止めとなった。

 JR飯田線は11日、運転を見合わせていた駒ケ根(駒ケ根市)―天竜峡(飯田市)間の運行を始発から再開したが、夜に雨量が再び規制値に達し、運行区間を縮小した。JR中央東線は同日午後8時すぎ、辰野駅(上伊那郡辰野町)の雨量計が規制値に達したため、岡谷(岡谷市)―辰野間と辰野―塩尻(塩尻市)間の運行を中止した。12日は岡谷―辰野間が始発から通常運転し、辰野―塩尻間は午前中、運転を見合わせる。

 飯田市危機管理室によると、11日午前に同市上村の林道で土砂崩落が確認され、1世帯2人が孤立状態となった。この世帯は6日に同じ場所で起きた土砂崩落でも孤立。市は土砂の撤去を進め、12日中の復旧を目指す。

 木曽郡木祖村は11日午後7時42分、村内を流れる木曽川などの水位が上がっているとし、全域に避難指示を出した。木曽町も、町内の木曽川の観測点で氾濫危険水位を超え、さらに上昇傾向にあるため、午後8時44分、福島の木曽川沿いの住民に避難指示を出した。両町村は午後11時10分、避難指示をそれぞれ解除。全域を対象とした避難勧告は継続した。

 木曽町は11日、町道崩落により車で出入りできなくなっている日義の砂ケ瀬地区への迂回(うかい)路として、近くの林道の整備を始めた。

 気象台によると、12日の県内は曇りで、北部と中部は昼ごろに一時雨、南部では昼前まで雨になる所もある。12日午後6時までの24時間降水量は多い所で南部80ミリ、中部60ミリ、北部50ミリと予想している。

 3日正午の降り始めから11日午後7時までの降水量は御嶽山1217ミリ、木曽町開田高原595ミリ、阿智村浪合571ミリ、松本市上高地570ミリ、木曽町木曽福島527・5ミリなど。

(7月12日)

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