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飯田で土砂崩落 73歳死亡

牧内さんが巻き込まれ、死亡した土砂崩落の現場=13日午前6時41分、飯田市座光寺唐沢牧内さんが巻き込まれ、死亡した土砂崩落の現場=13日午前6時41分、飯田市座光寺唐沢
 12日午後7時ごろ、飯田市座光寺唐沢の小洞沢(こぼらざわ)川沿いの斜面が崩れ、同市大王路の牧内正継(ただつぐ)さん(73)が巻き込まれたと110番通報があった。飯田広域消防本部と飯田署などが捜索したところ、土砂の中から牧内さんを発見。現場で死亡を確認した。12日未明には下伊那郡豊丘村神稲でも近くの自営業、竹内敬二さん(58)が崩れた斜面の土砂に巻き込まれ、右太ももの骨を折る大けが。6日以降続く一連の大雨により県内ではこれで1人が死亡、2人が重傷となった。

 飯田市によると、12日午後6時38分、牧内さんから妻に携帯電話で「土砂崩落に巻き込まれて落ちた」との趣旨の連絡があり、妻の要請で近所の住民が通報した。市や住民によると、崩落したのは牧内さんの畑があった土地で縦、横各約15メートル、高さ約10メートル。牧内さんは知人らに、この場所で数日前から地割れがあり水が噴き出していると話していた。近所の男性(72)によると、水がたまらないよう同日午後には一緒に重機で作業し、6時ごろに2人で現場をいったん離れたという。

 この崩落で小洞沢川が長さ約40メートルにわたって土砂でせき止められ、市はパイプで水が流れる流路を確保。12日午後9時、崩落現場から約500メートル下流の3世帯7人に避難指示を出した。今後、天候の回復などを待ってせき止めている土砂を撤去する方針。

 一方、下伊那郡喬木村によると、12日未明に村内の県道で斜面が崩れ、32世帯58人と村外から訪れていた8人が孤立状態に。県によると、13日午前時点で飯田市上村や木曽郡木曽町日義でも計4世帯8人が孤立状態となっている。

 飯田市では住宅2棟の一部が損壊。三穂地区で裏山が崩れて家屋のサッシが壊れ、山本地区では落雷で屋根に穴が開いた。この他、床下浸水の被害は飯田市や木曽町など10市町村の45棟となっている。

 木曽町日義では12日、倒木で電線が切れ、中部電力パワーグリッド松本営業所(松本市)によると、木曽町と木祖村の一部最大960戸が一時、停電した。

 JR中央東線と中央西線、飯田線、大糸線は12日、線路の安全確認などのため一部区間で運休した。土砂流入があった飯田線は13日、平岡(下伊那郡天龍村)―水窪(静岡県浜松市)間で始発から運転を見合わせている。

(7月13日)

長野県のニュース(7月13日)

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