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土砂災害 県内51ヵ所 喬木の66人孤立続く

飯田市座光寺唐沢の土砂崩落現場下で、危険を避けながら水を下流へ流すためのパイプを設置する作業員たち=13日午後4時28分飯田市座光寺唐沢の土砂崩落現場下で、危険を避けながら水を下流へ流すためのパイプを設置する作業員たち=13日午後4時28分
 県は13日、これまでの大雨により同日正午時点で、県内51カ所で土砂災害が発生したと発表した。12日未明に県道ののり面が崩れた下伊那郡喬木村大島地区では、32世帯58人と村外から訪れていた8人の孤立状態が続いており、県が14日中の仮の迂回(うかい)路設置を目指している。

 この他、下伊那郡大鹿村釜沢では5世帯7人、木曽郡木曽町日義では6世帯11人が車で他地域と往来できない状況が継続。飯田市上村の1世帯2人の孤立状態は解消した。県によると13日正午時点で、住家被害は中南信を中心に一部損壊2世帯、床下浸水49世帯。道路は県内26路線34カ所で通行規制を実施。河川は8日時点で、80カ所で護岸欠損などが起きたが、人家への被害は出ていない。

 飯田市は、同市座光寺唐沢の小洞沢(こぼらざわ)川沿いで12日に発生した土砂崩落に巻き込まれて亡くなった同市大王路の牧内正継(ただつぐ)さん(73)の死因が外傷性窒息死だったと明らかにした。現場では、土砂でせき止められた小洞沢川の水を下流に流すためのパイプの設置作業が行われた。

 土砂流入があったJR飯田線は13日、平岡(下伊那郡天龍村)―水窪(浜松市)間で始発から運転を見合わせた。14日も終日運休する。

(7月14日)

長野県のニュース(7月14日)