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飯田線、全線再開に3ヵ月 平岡―水窪間不通

平岡駅から飯田方面に向かうJR飯田線の普通列車。静岡方面は不通になっている=14日午後4時42分、天龍村平岡駅から飯田方面に向かうJR飯田線の普通列車。静岡方面は不通になっている=14日午後4時42分、天龍村
 JR飯田線の平岡―水窪間の不通が3カ月に及ぶ見通しになったことは、地元の下伊那郡天龍村などにとって生活の足への影響があるほか、東海地方からの観光誘客にも打撃だ。

 浜松市の水窪駅から飯田線で村社会就労センターに通っていた30代の女性事務員は通勤できなくなっている。センターの宮沢栄朗所長(45)は14日、「水窪から大嵐(おおぞれ)まででも運行してくれれば、大嵐から代替バスなどで通える」とJRに要望したという。

 村内の鍼灸(しんきゅう)接骨院には、同市から飯田線で長年通っている人が数人いるという。新型コロナで県をまたぐ移動自粛で来院を控えていた人から最近、通院再開の問い合わせを受けていた。院長(61)は「通院の成果が出始めていた人もいたのに、往診もできない」と肩を落とした。

 平岡駅に隣接する村観光施設「龍泉閣」。例年のこの時季は、村に飛来する県天然記念物の渡り鳥ブッポウソウの巣立ちを見ようと県外から訪れる観光客も多く客室はほぼ満室になる。だが、飯田線の不通や道路の通行止めでキャンセルは7月に入って60件に上る。支配人の三浦晴季さん(55)は「コロナ、雨、鉄道運休の三重苦で影響は強烈。どうしていいか分からない」と途方に暮れた。

(7月15日)

長野県のニュース(7月15日)