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115系の思い出 部品と一緒に しな鉄 新型車両導入で一部引退

しなの鉄道の社員に教わりながら、持ち帰るため115系車両のブラインドを取り外す男性(左)=18日午後0時15分、上田市常田しなの鉄道の社員に教わりながら、持ち帰るため115系車両のブラインドを取り外す男性(左)=18日午後0時15分、上田市常田
 しなの鉄道は18日、「115系解体お持ちかえり体験会」を上田市の本社前で開いた。新型車両SR1系の導入に伴い今月上旬で引退、廃車となる115系のS6編成(3両)とS23編成(2両)のお別れイベントとして、部品の一部を記念に持ち帰ってもらおうと企画。全国から応募した約650人から抽選で選ばれた20人が参加した。

 新型コロナウイルス感染予防で「密」を避けるため、10分ほど空けながら順番に車内へ。社員の付き添いで座面一つ、ブラインド二つ、つり革4本など7種類の部品を車両常備の工具で外した。普段は入れない運転席や車内を熱心に撮影する人も。車両番号札や制御機器の入札販売もあった。

 旧国鉄時代の1977(昭和52)年製造で同社では最古のS6編成の部品が人気。鉄道好きの孫と一緒に応募した長野市の山崎武雄さん(77)は「自分だけが当選してしまった。座面は足を作って座いすにし、孫にプレゼントしたい」と笑顔を見せた。営業課の師田洋一さん(33)は「多くの応募があり、手応えを感じている。普段お客さまと話す機会のない社員にとってもいい刺激になった」と話した。

(7月19日)

長野県のニュース(7月19日)