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長野の住宅近く斜面崩落 大雨の影響か 床下浸水も

長野市小鍋で起きた土砂崩落の現場=22日午前10時11分長野市小鍋で起きた土砂崩落の現場=22日午前10時11分
 22日朝、長野市小鍋の住宅地近くで斜面が幅10メートル、高さ40メートルにわたって崩れた。市危機管理防災課によると、21日夜の大雨の影響とみられる。地元が自主的に避難所を茂菅公民館に設けたが、22日正午時点で避難者はいない。21日の大雨では、同市古牧地区で床下浸水が10棟ほどあったことも市の調べで分かった。

 崩落現場の近所の男性(69)は22日午前6時20分ごろ、斜面の上にある空き家の敷地内に、幅約15センチの地割れが続いているのを見つけた。隙間から「がらがらと石が崩れるような音がした」といい、近くの住民に知らせようと現場を離れた直後、大きな音がして斜面が崩落。男性は「崩落が広がらないか心配だ」と話した。

 この空き家を管理する楠田勝利さん(54)=長野市=によると、建物は、住んでいた父親が2014年に亡くなった後は空いている。楠田さんは「けがをする人がいなくて本当に良かった。ただ、家をこれからどうすればいいだろうか」と戸惑っていた。

 長野地方気象台によると、長野で21日午後9時までに記録した1時間降水量52・5ミリは、7月としては観測史上2番目に多く、戦後では最多だった。同日夜に土砂流入があり、車1台が巻き込まれた同市小鍋の県道小川長野線は県が復旧し、22日午前7時から片側交互通行となった。

 県内は22日も大気の状態が不安定になる見通し。気象台は、中部と南部で同日夜遅くまで急な強い雨や落雷の恐れがあるとして注意を呼び掛けた。23日正午までの24時間降水量は多い所で中部と南部が50ミリ、北部10ミリと予想している。

(7月22日)

長野県のニュース(7月22日)