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権兵衛トンネル通行止め 県道に土砂

土砂が流入した県道姥神奈良井線=28日午前8時40分、塩尻市奈良井土砂が流入した県道姥神奈良井線=28日午前8時40分、塩尻市奈良井
 県内は28日、梅雨前線の影響により各地で雨となった。同日未明には塩尻市奈良井の県道姥(うば)神奈良井線で道路への土砂流入が見つかり、これに伴って木曽地域と上伊那地域を結ぶ国道361号権兵衛トンネルが通行止めとなった。長野地方気象台は、県内で同日夜遅くにかけて雷を伴い1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所があるとし、南部では29日未明にかけて土砂災害に厳重な警戒を求めた。

 国道361号は今月上旬、梅雨前線豪雨による土砂崩落で木曽郡木曽町日義の国道19号神谷入口交差点―塩尻市奈良井間が通行止めに。塩尻市側の県道姥神奈良井線が迂回(うかい)路となっていたが、28日に見つかった土砂流入でこちらも通れなくなった。県松本建設事務所は「雨が降れば斜面の土砂がさらに流入する可能性もあり、復旧見込みは現時点で分からない」としている。

 長野市戸隠祖山の県道戸隠篠ノ井線では道路脇ののり面が高さ約30メートル、幅約15メートルにわたって崩れているのが見つかった。県長野建設事務所は「除去に時間がかかり、通行止めが続きそう」とする。

 大雨の影響でJR中央西線は28日の始発から塩尻―南木曽間で運転を見合わせ、特急しなのも運休した。再開は夕方以降の見通し。中央東線は正午前から塩尻―辰野間で運転を見合わせた。飯田線は引き続き平岡以南で運転を見合わせている。

 24日午前5時の降り始めから28日午前11時までの降水量は王滝村御嶽山382ミリ、阿南282ミリ、飯田市南信濃278ミリ、木祖村薮原230ミリ、木曽福島223ミリなど。県と気象台は、木曽町に27日に出した土砂災害警戒情報を継続している。

 気象台によると、東北に停滞する梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になっている。29日は前線が関東甲信地方を南下する見込みで、北部は雨で昼前から曇り、中部と南部は曇りで未明は雨となる見通し。正午までの24時間降水量は多い所で北部100ミリ、中部と南部80ミリと予想している。

(7月28日)

長野県のニュース(7月28日)