長野県のニュース

御嶽山 遺族ら6年越しの王滝頂上 きょう規制解除

御嶽山の王滝頂上で犠牲者に手を合わせる噴火災害の被災者家族ら=31日午前11時52分御嶽山の王滝頂上で犠牲者に手を合わせる噴火災害の被災者家族ら=31日午前11時52分
 58人が亡くなり、5人が行方不明となっている2014年9月の御嶽山噴火災害の被災者家族らが31日、木曽郡王滝村の王滝頂上(2936メートル)に噴火後初めて慰霊のために登った。村が8月1日に初めて王滝頂上までの立ち入り規制を解除するのを前に許可。犠牲者、行方不明者5人の家族や親類計10人が、花束を手向け、噴火時刻の午前11時52分に黙とうした。

 この日の王滝頂上はガスに覆われ時折小雨が降ったが、晴れ間がのぞく時間帯もあった。噴火当日に登山者が逃げ込み、亡くなった人もいた王滝頂上山荘(解体中)を村職員らの案内で見て回り、王滝頂上と山頂剣ケ峰(3067メートル)の間にあり、大勢が噴火に巻き込まれ行方不明者もいる八丁ダルミを見つめた。

 登山は、被災者家族らでつくる「山びこの会」の要望で実現。下山後に記者会見した同会事務局代表のシャーロック英子さん(61)=東京都=は「一歩前に進んだ」としつつ、規制が続く八丁ダルミでも慰霊ができるよう「行政には(八丁ダルミに)シェルターを設けてほしい」と求めた。

(8月1日)

長野県のニュース(8月1日)