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新型コロナ感染再拡大 県内「第2波」 県、検査態勢拡充へ

 阿部守一知事は31日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染が再拡大している現状を踏まえ、県内に感染の「第2波」が到来したとの認識を示した。「新規感染者が週を追うごとに増えている。第2波を迎えているという認識で、全力で感染症対策に取り組んでいきたい」と強調。感染の有無を調べる検査について、1日当たり千検体以上実施できる態勢をさらに拡充する考えも示した。

 県内は4月中旬をピークとする感染の「第1波」があった。5月14日の緊急事態宣言解除後、6月の新規感染者は1人だったが、7月中旬から再び増加。31日までの1週間では17人の感染を確認し、同日午後4時時点で22人が入院している。

 県は医療態勢の整備を進め、感染者の入院・宿泊療養で最大600人分まで対応できる態勢とした。知事は「医療提供態勢に大きな逼迫(ひっぱく)はないが、注意しながら対策を進める」と述べた。

 29日には独自の感染警戒レベルを「2」に引き上げると同時に「注意報」を出し、県民に感染防止の徹底を呼び掛けている。知事は感染拡大がさらに進んだ場合、外出自粛や休業など社会経済活動を抑制する措置が必要になりかねない―として「そうした状況にならないようにしたい」と述べた。

 知事はまた、8月1日付で新設する感染症対策課内に、県内での感染者集団(クラスター)発生に対応する「クラスター対策チーム」を3日付で発足させると説明。医師をリーダーに保健師や薬剤師が加わる3チーム計12人構成で、クラスターが発生したか、発生の恐れがある場合に現地へ出向き、感染経路の調査や感染拡大防止策を立案する。

(8月1日)

長野県のニュース(8月1日)