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登山用品売れ筋 感染対策で変化 北ア玄関口・松本の各店

マスク代わりに使える「ネックゲーター」マスク代わりに使える「ネックゲーター」
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、北アルプスの玄関口・松本市内の登山用品店で売れ筋の商品が変化している。登山する際も感染予防グッズが必須で、布団を清潔に保つため、体を包み込む「インナーシーツ(インナーシュラフ)」や寝袋の持参を求める山小屋もある。マスク代わりに使える「ネックゲーター」も人気だ。「ウィズコロナ」時代に対応した登山用品のニーズが伸びている。

 石井スポーツ松本店(平田東)ではインナーシュラフを買い求める客が増えた。山小屋で繰り返し使う布団に直接触れないための製品で、価格は2千〜1万円が中心。肌触りが良く軽いシルク製が売れている。石井徹店長は「手ごろな価格帯の商品は欠品している」と話す。

 この他、触ると冷たく感じる素材を使った「接触冷感」のマスクや、小型の消毒用アルコールも売れ行きが好調という。

 好日山荘松本パルコ店(中央1)では、日焼け対策で首回りに着用するネックゲーターが人気商品のひとつ。伸縮性のある生地で口元や鼻まで覆い、マスク代わりに使えるため、販売は前年比2〜3割増。スタッフの高橋大貴さん(30)は「例年は女性の購入が多いが、今年は男性も買い求めている」。

 密を避けるために山小屋が宿泊人数を制限している今シーズンは、テントを購入する人も増えている。遭難救助や医療に負担をかけないよう「難易度を落とした山選び」が呼び掛けられており、低山のハイキング用の靴も人気を集めている。

 一方、この夏は松本市安曇の北アルプス上高地のキャンプ場に熊が出没して女性にけがを負わせたことを受け、熊よけスプレーを購入する人が多くなっている。トウガラシ成分を噴射して熊を撃退する。価格が1万円近くするが、高橋さんは「店頭に在庫がなく、入荷してもすぐ売れてしまう」と話している。

(8月29日)

長野県のニュース(8月29日)