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県内 感染「第2波」下火に

 県内で8月を中心に拡大した新型コロナウイルス感染の「第2波」が落ち着きを見せている。県は15日、県内の新規感染者1人の確認を4日ぶりに発表したが、新規感染者は14日までの直近1週間で5人にとどまり、人口10万人当たりで「0・25人」に減少した=グラフ。県は感染状況を6段階で示す感染警戒レベルを、全県で最低レベルの「1」(感染者の発生が落ち着いている状態)に引き下げることも視野に入れている。

 県内の第2波は、新規感染者が7月11日に約3週間ぶりに確認された後、8月20日ごろから急増。同27日に1日当たりで過去最多の19人の感染が判明し、県は翌28日に感染者が集中していた上田広域圏(上田市など4市町村)のレベルを県内で初めて「4」に引き上げた。

 ただ、新規感染者は9月2日までの1週間に80人、10万人当たりで「3・93人」となったのをピークに急速に減少。現在はレベル2の目安としている「0・4人」も約1カ月半ぶりに下回るようになった。県健康福祉部は15日、「感染が比較的落ち着いた状態になった」と説明した。

 県内10広域圏のレベルは、諏訪(岡谷、諏訪、茅野市など6市町村)が「3」で、他は「2」。諏訪も感染者が減少しており、県は近く同広域圏のレベルを引き下げるとともに、全県のレベルも再検討する。県新型コロナウイルス感染症対策室は「専門家の意見を聞いて判断したい」としている。

 信州大病院(松本市)感染制御室副室長の金井信一郎助教は「感染は制御できている。いったん落ち着いた状況だ」と強調。一定の感染者が出ている首都圏との往来が活発になれば10月にも再び拡大し得るとし、社会経済活動を活発化する場合も「医療機関の負担が大きい重症者を増やさないよう注意しなければならない」とする。

(9月16日)

長野県のニュース(9月16日)