長野県のニュース

流域タイムライン初試行 台風12号「警戒ステージ1」

 台風12号の接近に伴い国土交通省千曲川河川事務所(長野市)や県などは23日、千曲川、犀川の流域自治体が水害時に取る対応を時系列に整理した独自の「流域タイムライン」を初試行した。国や県、有識者らがオンライン会議を開き、大雨が降り始める前の状況を示す「流域警戒ステージ」4段階のうち、現状は水害の危険性が最も低い「ステージ1」に当たると判断。流域41市町村などに通知した。

 タイムラインは昨年10月の台風19号災害で逃げ遅れた人がいたことを受け、流域自治体や鉄道、電力会社などが7月から検討。洪水の恐れがある場合に気象庁などが出す4種類の氾濫情報よりも早い段階を想定した流域警戒ステージを設け、従来より早い避難呼び掛けや対応につなげる。本格運用は来年度から。

 オンライン会議には長野地方気象台やタイムラインの検討に携わる松尾一郎・東京大総合防災情報研究センター客員教授らも参加。県内は台風12号接近で24日にかけて雨が降る予報だが、台風の進路は東にそれており、ステージ1と決めた。この段階では、各自治体は連絡体制や人員配備について確認する。

 この日は昨年の台風19号で広範囲が浸水した長野市も警戒。市危機管理防災課は「現時点で県北部への影響は少ない見込みだが、引き続き関心を持って情報収集に当たる」とした。

(9月24日)

長野県のニュース(9月24日)