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明大野球部 恩師の情熱 「御大」との思い出出版

故島岡吉郎元監督との思い出をつづった本を出版する丸山さん故島岡吉郎元監督との思い出をつづった本を出版する丸山さん
 旧長門町(長和町)出身で元明治大学野球部主将の丸山清光さん(67)=千葉県松戸市在住=が、「御大(おんたい)」の愛称で親しまれた元同部監督、故島岡吉郎さん(1911〜89年、高森町出身)との思い出をつづった「なんとかせい! 島岡御大の置き手紙」を出版する。「御大は若い人を育てようという情熱にあふれていた。今の社会にも役立つ教えが多い」と語る。

 丸山さんは上田高を卒業して明大に進学。投手として東京六大学リーグで通算20勝7敗の成績を挙げ、主将でエースだった1975(昭和50)年は春秋連覇を成し遂げた。

 昨秋に病で入院したことを機に「(島岡さんが)没して31年がたち、若い人にはあまり知られていない。少しでも御大の記憶をとどめておくことに価値がある」と執筆を決意。資料収集から始め、自らが直接指導を受けた4年間の経験を中心に書いた。

 監督と主将という間柄での印象的なエピソードも盛り込まれている。打線のオーダーを迷っていた島岡さんに対し、丸山さんは主将として思い切って進言。意外にも、そのまま受け入れられたという。「厳しく頑固なふうに見えて、実は柔軟な考え方を持った人。監督という立場に固執せず、野球はもちろん(部員の)就職の世話までした人生には、人を育てることへの強い思いがあった」と強調する。

 発売日は30日。四六判、352ページ。文芸春秋企画出版部刊。1800円(税別)。

(9月26日)

長野県のニュース(9月26日)