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千曲出身 南沢氏 永平寺で入山式

多くの僧侶に見送られ、永平寺山門を出る福山氏(左から2人目)=29日午後0時48分、福井県永平寺町多くの僧侶に見送られ、永平寺山門を出る福山氏(左から2人目)=29日午後0時48分、福井県永平寺町
 曹洞宗の大本山、永平寺(福井県永平寺町)で29日、住職に当たる「貫首(かんしゅ)」の福山諦法(たいほう)氏(87)が退任し、新たな貫首として千曲市出身で中央寺(札幌市)住職の南沢道人(どうにん)・副貫首(93)が入山した。永平寺は同日、南沢氏の正式な貫首就任の場となる「晋山式(しんさんしき)」について、来年4月2日に開く予定と明らかにした。

 この日は、曹洞宗を宋(中国)から日本に伝え、永平寺を開いた道元(1200〜53年)の命日。永平寺内の法堂(はっとう)で行った「退董式(たいとうしき)」で福山氏は、道元の命日の法要を行った後、「後のことは南沢老師にお願いいたします」とあいさつして退任した。福山氏は体調が優れないこともあって退任を決めた。

 その後、南沢氏の「入山式」があった。通常は同時に晋山式を行うが、多くの人が集まるため、今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため延期した。永平寺は「今後も感染状況の動向を見ていきたい」としている。

 南沢氏は旧桑原村(千曲市)生まれ。駒沢大卒。1952(昭和27)年から2004年まで千曲市桑原の龍洞(りゅうとう)院住職を務め、04年から中央寺住職。08年から永平寺副貫首を務めてきた。

(9月30日)

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