長野県のニュース

災害忘れない 祈りの光

キャンドルタワーの火を見つめる子どもたちキャンドルタワーの火を見つめる子どもたち
 佐久市の佐久平ハイウェイオアシス「パラダ」で17日夕、昨年10月の台風19号災害の犠牲者を悼む「佐久平尾山キャンドルナイト」が開かれた。市民らが施設内に置かれた300余のキャンドルの前で追悼の祈りをささげ、復旧・復興を願った。

 台風19号では千曲川と支流が増水、氾濫し、市民2人が犠牲になった。パラダでも敷地内のスキー場のゲレンデが崩れ、隣接する上信越道が通行止めになるなど影響が出た。

 カフェのテラス席中央に4層のキャンドルタワーを設け、周囲にもキャンドルを並べた。午後5時半、照明を消すと暗闇にほのかな明かりが浮かび、食事をしていた家族連れが静かに火を見つめた。職員は同6時に黙とうをささげた。

 知人らと訪れた東御市の吉池淳さん(38)は災害時、地元で消防団活動に当たったといい「多くの人が多くのものを失った。こうやって災害を思い出す機会は必要」。企画したマネジャーの石川貴将さん(45)は今後も毎年催しを続け、「追悼と、諦めずに前へ進む気持ちを地域と共有したい」と話していた。

(10月18日)

長野県のニュース(10月18日)