最新記事

上松町産みそを使った豚汁を販売する日本福祉大長野県人会の学生。野村さん(左から2人目)と大江さん(同3人目)も手伝った=3日、愛知県美浜町

 日本福祉大(愛知県美浜町)の長野県出身学生でつくる「長野県人会」(約360人)は、3日に開かれた大学祭の模擬店で、2014年9月の御嶽山噴火災害の復興支援を目的に、木曽郡上松町産のみそを使った豚汁などを販売した。木曽地方で今夏インターンシップ(就業体験)をした愛知県出身の学生2人が、噴火災害以降に観光客の入りが低迷する同地方の現状を知り、長野県人会に働き掛けた。

 活動を提案したのは、ともに経済学部3年で23歳の大江捷矢(かつや)さんと野村和馬さん。長野県名古屋事務所と県木曽地域振興局が企画した12日間のインターンに参加し、木曽地方の観光施設などで研修した。その際、施設関係者らから、噴火災害後4年近くがたっても客足が回復しない状況などを聞き、心を痛めた。

 「優しく受け入れてくれた木曽の復興へ、少しでも力になりたかった」と大江さん。大学に戻った後、長野県人会会長で社会福祉学部3年の天野歩未乃(ふみの)さん(20)=長野市出身=らに協力を求めた。天野さんは快諾し、大学祭で県人会の恒例となっている模擬店での収益を復興支援に充てることにした。

 この日は、県人会の学生ら10人が作った豚汁約300食を1杯100円で販売したほか、安曇野産のリンゴとりんごジュースなども売った。大江さんと野村さんも手伝った。
 収益金は今後、木曽広域連合へ寄付する。天野さんは「間接的でも木曽への支援につながればうれしい」。野村さんは「今後もSNS(会員制交流サイト)を使って木曽について発信したい」と話していた。

2018年11月 4日掲載

新着記事