TOP2014年10月噴火に負けぬ、木曽の赤カブ 地元施設で漬け込み進む
収穫した赤カブを漬けるために洗う女性たち=28日、木曽町の「みたけグルメ工房」

 木曽郡木曽町三岳で地元特産の赤カブ「三岳黒瀬かぶ」の漬物作りが始まり、農産物加工施設「みたけグルメ工房」で連日作業が続いている。同施設組合長の西尾礼子さん(74)は、御嶽山噴火による売り上げへの影響を心配するが、「火山灰の影響はないことを伝え、多くの人に食べてもらいたい」と作業に当たっている。

 28日は、同施設近くにある西尾さんの15アールの畑で約30キロのカブを収穫。組合員の女性4人が水で念入りに洗って、薄く切って塩で漬けた。一晩置いた後、砂糖と酢で2、3日漬け直す。シャキシャキとした食感や、少し辛いのが特徴だ。

 御嶽山噴火後、西尾さんのもとにはカブへの影響を心配する常連客からの電話が数件あった。噴火から数日後にカブの葉の筋が火山灰で白くなったが、西尾さんは「土の中にあるカブには影響がない」とその都度伝えてきた。

 噴火の影響で、みたけグルメ工房にバスで訪れる団体客は少なめだが、今のところ、地元住民を中心にカブの売れ行きは好調。収穫のピークは11月10日ごろで、西尾さんは「毎年購入してくれる皆さんからの注文がない場合は、手紙や電話で安全だと伝えていきたい」と話している。

2014年10月29日掲載