TOP2015年01月予知連会見一問一答 火砕流発生なら2.5キロ圏に影響恐れ

 19日に開いた火山噴火予知連絡会後の記者会見の主なやりとりは次の通り。

 ―予知連が見解で警戒が必要とした範囲の根拠は。
 藤井敏嗣・予知連会長 昨年9月27日の噴火で、火砕流は地獄谷方向へ2・5キロ流れたことが分かっている。噴石も実績として1・5キロまでは飛んだ可能性がある。

 ―気象庁は火口から半径3キロ圏内で警戒が必要とした。
 北川貞之・気象庁火山課長 御嶽山で設定されている噴火警戒レベルは、3(入山規制)の場合、1979(昭和54)年の噴火口から2、3、4キロと(1キロ刻みの)同心円で入山規制範囲を定めている。火砕流は2・5キロの範囲に影響する可能性があり、半径2キロ圏内では狭い。

 ―予知連は2月に定例会があるが、この時期に拡大幹事会を開いた。意図は。
 北川課長 前回の会合は昨年10月下旬で、それから3カ月たっている。(予知連の検討会が昨年11月にまとめた)緊急提言についても議論してもらった。(地元にある早期縮小を求める声に)配慮したわけではない。

 ―マグマ噴火への移行の懸念はあるか。
 藤井会長 断定できないが、今のところ兆候は見えていない。

 ―観測態勢が充実していれば、もっと早く入山規制範囲の縮小につなげられたか。
 藤井会長 それだけでは無理だろう。何度も(噴火の観測を)経験していれば判断できるかもしれないが、御嶽山の場合はその経験が乏しい。

2015年1月20日掲載