TOP2015年04月火山活動や登山情報共有 木曽町に安全対策連絡会議
木曽町役場で開いた御嶽山安全対策連絡会議の初会合=15日

 昨年9月に噴火した御嶽山が夏山シーズンを迎えるのを前に、山麓にある木曽郡木曽町は15日、御嶽山安全対策連絡会議を設け、同町役場で初会合を開いた。関係する機関で火山活動や登山の安全対策について情報を共有し、登山者の安全確保を目指す。

 気象庁は3月31日、御嶽山の火山活動に警戒が必要な範囲を、南西側の一部を除き半径3キロ圏内から同2キロ圏内に縮小。町は雪解け後の7月ごろ、現在は火口から3キロ圏内の入山規制区域をほぼ2キロの圏内に縮小する方針だ。これにより、同町三岳からの黒沢口登山道は8合目の山小屋「女人堂」まで、同町開田高原の開田口登山道は三ノ池まで登れるようになる。

 ただ、御嶽山の火山活動は低下傾向にあるものの噴火以前の状態には戻っていない。このため町は、関係する機関で情報を共有し、噴火に備える必要があるとして、連絡会議を設置した。

 15日の初会合では町や観光業者、山小屋、山岳遭難対策協議会の関係者ら20人余が出席し、冒頭以外非公開で今後の安全対策を話し合った。

 町によると、会合では今後の規制区域緩和の流れなどを確認した。連絡会議会長の原久仁男町長は終了後、取材に「関係者が一堂に会することで情報を共有し、登山者が安全に山に来ることができるようにしたい」と話した。

2015年4月16日掲載