TOP2015年09月王滝で26日一周忌の催し 山びこの会、被災者に思いはせ

 58人が犠牲になった御嶽山の噴火災害から27日で1年となるのを前に、被災者家族の会「山びこの会」は26日、一周忌の催しを木曽郡王滝村の王滝口登山道7合目の田の原で開く。王滝村など地元4市町村による実行委員会が、27日に同村内の松原スポーツ公園で犠牲者追悼式を開くが、家族だけで被災者や災害に思いをはせようと企画した。

 会場は登山口から約600メートルの入山規制地点に近い遥拝(ようはい)所。参列者が風車や木の板にメッセージを書き、山頂付近を望む場所に置く。大正琴による慰霊の曲を自作した住民が演奏を披露。噴火直後に安否不明者の家族らの待機所に詰めたり、遺族との連絡役を務めたりした王滝村と木曽町の職員が出席予定で、関係者以外も参加できる。

 義弟を失った事務局代表のシャーロック英子さん(東京)は「催しは毎年続けたい」と話している。

 山びこの会はこれまで「被災者遺族の会」としてきたが、今夏の行方不明者再捜索の前後から不明者の家族とも連絡を取り合っており、「被災者家族の会」に変えたという。

2015年9月19日掲載